帰化までにかかる時間について
帰化ができるまでには、ざっくりどれくらいの時間がかかりますか?
Q1. 帰化の許可が下りるまでに相当な時間がかかると聞きました。申請にかかる時間も含めてどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
A. 帰化をしようと思って申請するまでの時間は自分でやろうとすると半年以上かかる方もいます。申請後帰化の許可が下りるまでにはおおよそ7か月から1年ほどかかります。
もう少し詳しく解説していきましょう。
帰化までの期間は大きく2つに分けることができます。
@ 帰化申請までの期間
A 帰化申請から審査結果が出るまでの期間
です。
このうち@帰化申請までの期間では、
● 必要書類の収集
● 申請書類の作成
● 法務局での相談や申請
といったことに費やされます。
帰化申請の書類は膨大な量になりますし、複雑な申請内容を法務局の審査官と相談しなければなりません。人によってはそれを忙しい仕事の合間にこなさなければなりません。そうすると、自分一人で帰化申請にチャレンジした場合、半年以上かかる方もいます。1年かけて申請の準備をしたという方もいらっしゃいました。
専門の行政書士であれば、大体1-2か月で帰化申請をすることができます。
A帰化申請から審査結果が出るまでの期間は、個人差がありますが、大体7か月-1年くらいになります。
こちらは、行政書士が申請した場合でも短縮することはできません。
本当に早い人だと3-4か月ほどで許可が下りたというケースを聞いたことがあります。
そのような方の特徴としては、
@年齢が若い
A会社員である
Bすでに帰化をした親族がいる
という点があげられます。
それぞれ考察してみると、
・帰化申請では生まれてから現在に至るまでの書類を収集するので、年齢が若い方の場合、集める書類も少なく審査も容易になる傾向がある
・会社員であれば、税金や社会保険料が天引きされているので脱税などの審査が経営者や個人事業主よりも容易である。また審査する書類も経営者や個人事業主よりも少ない。
・すでに帰化をした親族がいる場合、親族についての身辺調査がすでに済んでいるので審査が容易になる。
ということが言えると思います。
先にも述べたましたように、帰化申請までの期間については、専門の行政書士に依頼することで期間を大幅に短縮することができる上、より確実に帰化の許可を得るための書類を整えることができます。
帰化の審査期間はとても長いので、半年以上かけて自分で準備した帰化申請が、さらに1年かけて審査された結果、許可がおりなかったということになれば、膨大な時間を浪費してしまうことになります。
一回でなるべく時間をかけずに安心して帰化をしたいという方は、当事務所のように帰化を専門的に扱っている行政書士にお気軽にご相談ください。